Caos and Disorder


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brontosaurus (dinner with delores)


brontosaurus (dinner with delores)

 「ブロントサウルス」という、恐竜の名前です。「thunder lizard(雷竜)」と呼ばれ、その巨体から、大量の植物を食べる恐竜として想像されていましたので、歌詞の中では「(恐竜なみに)大食いだった」という引用として書かれています。「ドロレス」という女性の名前とも韻を踏ませています。
 ところが、現在は「ブロントサウルス」という恐竜は存在していません。
 この「ブロントサウルス」であるとされた化石は、実は「カマラサウルス」という恐竜の頭がまちがってくっつけられていただけで、本当はジュラ紀(1億4300万年前)の「アパトサウルス(“人を迷わす竜”の意)」(全長18〜23メートル、体重30トン)であることがわかりました。
 つまり「ブロントサウルス」は存在せず、現在のお子さま用の百科事典にも載っていません。
 また、わたしが小さい頃に使用していた辞典にはブロントサウルスは巨体を支えるため、カバのように水生で、水の中から長い首をのばして草を食んでいたとされていましたが、2000年の現在では陸上で群れをなして生活し、高い所にある木の葉を食していたことになっています。長いしっぽも、挿し絵ではずるずるひきずっていたのですが、それも間違いであった事が証明されているそうです。また、顎の力が弱いため、鳥のように胃の中に石ころを入れていて消化の助けにしていたようで、「大量に植物を食べていた」ことも怪しいらしい。恐竜の研究は光速で進歩するようです。ううむ。
 プリンスが考えていた「恐竜像」と、21世紀に人々が抱く「恐竜像」はまったく違ってくるはずなので、非常に面白い「死語」と言えます。


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